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トーク:FABPUBLIC – TALKING ABOUT TEXTILE, COMMUNITY AND PUBLIC SPACETALK: FABPUBLIC – TALKING ABOUT TEXTILE, COMMUNITY AND PUBLIC SPACE
November 28, 2017

2015年に設立された香港のMIll6 Foundationは、コットンの紡績工場跡を再活用する非営利の文化プロジェクトで、2018年にギャラリーやスタジオ、ショップなどを備えた複合施設としてそのスペースをオープンさせる予定です。そのMILL6が主催する「TECHSTYLEシリーズ」は、芸術文化におけるテキスタイルの可能性を探ることを目指すユニークなプラットフォームです。今回のディスカッションフォーラムでは、現代のコミュニティにテキスタイルが介入する意義について、国際的に活躍する幅広い専門知識を集めて議論します。西尾は、2日目のセッション4に登壇します。

MILL6 Foundation is a non-profit arts and cultural organization based in Hong Kong. Established in 2015 and as part of a heritage conservation project of the former cotton spinning factory Nan Fung Textile Mills, the space is expected to be completed in 2018.
‘TECHSTYLE Series’ which is organized by MILL6 is a unique platform aiming to explore the potential of textile in arts and culture. 2.1 Discussion Forum will gather a wide range of internationally renowned expertise to discuss textile intervention of communities within contemporary living, and examine the value and impact that textiles, and its related production, can bring to neighbourhoods. Nishio will attend Session 4 on the second day.

日時:2017年12月9日(土)~10日(日)14:00〜18:30
会場:香港理工大学 Lu Guan Qiu Lecture Theater
主催:MILL6 Foundation

Date and Time: Saturday, December 9 – Sunday, December 10, 2017, 14:00-18:30
Venue: TU107, Lu Guan Qiu Lecture Theater, The Hong Kong Polytechnic University, Hong Kong
Organized by MILL6 Foundation

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プロジェクト:アラカワ・アフリカ8:オープンスタジオPROJECT: Arakawa-Africa 8: Open Studio
November 1, 2017

遠い海の向こうとつながるアートプロジェクト「アラカワ・アフリカ」。8回目となる今年は、例年のワークショップやレクチャーの開催に加え、滞在制作の受け入れとこれまでのアーカイブ作成を、オープンスタジオとして実施します。
荒川区の独特の風土と、アフリカとの意外な接点に光をあて、両者の関係について考える場を作り出してきた「アラカワ・アフリカ」は、現代アートをとおして荒川区にひそむアフリカ的なものを掘り起こし、両地域の潜在能力や未来資源を新たな視点で発見し、結びつけて地域文化を高め合うことを目指します。アフリカがすぐ隣にある街、アラカワを!

Arakawa Africa is an annual art festival which has taken place every summer in Arakawa ward, Tokyo, since 2010.
For Arakawa Africa 8 this year, a variety of events consisting of networking events, open-studios, workshops, lectures, etc. will be held at several places in Arakawa. Though Arakawa and Africa are very far away from each other, they have a lot in common in terms of scenery, people and many other perspectives, if you are to indulge your imagination. Arakawa Africa aims at identifying those African elements that exist in Arakawa, through the lens of contemporary arts, imagining Arakawa to be adjacent to Africa, and enhancing cultural potential and capacities of each region, together.

会期:2017年11月13日(月)~11月19日(日)
会場:ギャラリーOGU MAG
主催:アラカワ・アフリカ実行委員会
助成:アーツカウンシル東京(公益財団法人東京都歴史文化財団)
後援:公益財団法人荒川区芸術文化振興財団
協力:赤道アフリカ友の会

Date: Monday, November 13 – Sunday, November 19, 2017
Venue: OGU MAG Gallery (4-24-7 Higashiogu, Arakawa-ku, Tokyo)
Organized by Arakawa-Africa Executive Committee
Supported by and in cooperation with Arts Council Tokyo (Tokyo Metropolitan Foundation for History and Culture)
Supported by Arakawa City Art Culture Promotion Foundation
Cooperated by Equatorial Africa Friendship Association

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展覧会:奈良県立大学 現代アート展「船/橋 わたす」
October 25, 2017

奈良県立大学 地域創造学部 西尾研究室では、地域資源を発掘したり、異質なもの同士をつなぐ現代アートの力に着目した展覧会を開催します。学生の日頃の研究成果を発表する展示に加えて、日用品から強烈な色使いとダイナミックな造形で風景を一変させる韓国を代表する現代アーティストのチェ・ジョンファ、作者本人の背景に多くの名画やアート鑑賞をする人々などを映し出し、「アートの本質」について自撮りの映像を繋ぎ合わせて語る伊東宣明、日常の事柄からさまざまなシナリオや新話を展開する阿児つばさを招聘作家に迎え、今後キャンパスの再整備で取り壊しになる、佐保川に面した4号館を中心に作品展示を展開します。また、本展と同時開催で、近鉄奈良駅前行基広場にもチェ・ジョンファによる作品を展示します。
本学が位置する船橋町は、昭和期に栄えた歴史ある商店街を有していますが、最寄の油阪駅が1969年に廃止されるに伴い衰退化の歴史を辿りました。そのため現在では、JR奈良駅からも近鉄奈良駅からも徒歩圏内に位置する便利な立地にも関わらず、観光客の多い賑やかな駅周辺や奈良公園、ならまちなどとは趣を異にしています。
展覧会名の「船/橋 わたす」は、船橋町の名にちなんで、さまざまな価値観をのせた作品という「船」を渡し、異質なもの同士をつなぐための「橋」を渡すというイメージで名付けられました。現代アートを通じて、船橋町という「港」に人々が集まり、そして渡っていくように、本展がこのエリアの新しいプラットフォームになることを目指しています。

会期:2017年10月23日(月)~10月29日(日)
開場時間:平日 12:00~18:00/土日 10:00~17:00 ※会期中無休
会場:奈良県立大学
入場:無料
主催:奈良県立大学 地域創造学部 西尾研究室
協力:東アジア文化都市2017京都現代美術部門運営委員会
後援:奈良市

関連イベントなどの詳細はこちらをご覧ください。
https://goo.gl/zB7JmJ

チェ・ジョンファの作品制作ボランティアを募集しています。
https://goo.gl/tCwfaF



トーク:奈良県立大学 国際セミナー
チェ・ジョンファ「現代アートによる空間演出がつなぐもの」

October 25, 2017

韓国を代表する現代アーティストで、アート・ディレクションやインテリアデザインも手がけるチェ・ジョンファ氏をお招きし、「現代アートによる空間演出がつなぐもの」をテーマに報告してもらいます。チェ氏の作品は、日常の中にあるイメージや素材を用いるという「レディメイド」の手法と、芸術が限られた人々のものではなくだれにでも開かれているということを表現する「参加型アート」の手法を用いることを特徴としています。こうした手法で作られるユーモラスで色鮮やかな大規模作品は、どのようにその場の空間を演出し、制作に参加する人や鑑賞者に何を感じさせるのでしょうか。
今回のセミナーでは、講演会だけではなく実際にキムチ用のザルを大量に用いたインスタレーションを本学および近鉄奈良駅前行基広場で実現して検証します。

日時:2017年10月28日(土)16:30~18:00
会場:奈良県立大学 4号館 2F 交流セミナールーム[和室]
使用言語:日本語・報告は韓国語(逐次通訳あり)
参加申込:不要(無料)
企画:奈良県立大学 地域創造学部 西尾研究室
主催:奈良県立大学 国際交流委員会

https://goo.gl/qxyX1F



プロジェクト:いわきアリオス「あそび工房」スピンオフ
西尾美也ワークショップ「感覚の洗濯」いわきツアー2017/2018

September 26, 2017

福島県いわき市にある「いわき芸術文化交流館」の愛称は「アリオス」と言います。Art(芸術)、Life(生活)、Information(情報)、Oasis(オアシス)、Sightseeing(観光)の頭文字を合わせた造語ですが、この5つの要素をすべて満たした企画をつくるのは実に難しいです。
今回、ファッションをキーワードに活動するアーティスト、西尾美也さんと行うワークショップ「感覚の洗濯」いわきツアーでは、それに挑戦します。「服」は、着れば必ず汚れるもの。そんな我々の日常生活と切っても切れない存在の服を、まちの憩いの場である「公園」などの公共空間で、みんなで「手洗い」します。洗濯物が乾くまでの間、変わりゆくまちの風景を「スケッチ」したりお昼を食べたり……。そして完成した「作品」を積み込んでいわき市内を歩き、まちの洗濯物を見物しながら、また別の地域でワークショップや展示を行うツアー。最終的には、開館10周年を迎えるいわきアリオスを会場にした“感覚の洗濯”インスタレーションを目指します。各所で蓄積したスケッチや記録は、地域の記憶を留める貴重な情報になるはずです。
「服」と「まち」はよく似ています。両方とも、ボタン一つ押せばきれいになったり、取り壊したりすることができる時代です。今回は「手洗い」「スケッチ」「歩く」というアナログな行為と時間を重ねることで、いくら洗っても、取り壊しても、そこに残る何かに目を凝らす機会になればと思います。(いわき芸術文化交流館アリオス 広報グループチーフ 長野隆人)

自分の服を手入れして屋外に展示し、それを毎日のように繰り返す洗濯行為は、パフォーマンスとして、パブリックアートとして、サイトスペシフィックな仮設的なインスタレーションとして、誰もができる参加型アートとして、すでに非常にすぐれた表現と言えます。僕がアートやファッションでやりたいことの本質は、すべてこの洗濯行為にあると言ってもいいくらい。利便性の追求や機械化を否定するつもりはありませんが、洗濯のこうした豊かさに改めて目を向け、手洗いの洗濯行為を通して、第一の服である身体を、感覚を洗濯して、その場所にさらされる経験が、今の時代にこそ必要な気がしています。(西尾美也)

企画概要:
(その1)
いわきアリオス「あそび工房」スピンオフ + 小名浜本町通り芸術祭参加企画
西尾美也ワークショップ 感覚の洗濯 in 小名浜
〔日時〕2017年9月30日(土)10:00~16:00 ※雨天の場合は10月1日(日)に順延
〔場所〕横町公園(いわき市小名浜字蛭川南140-2)
〔定員〕20名
〔参加費〕無料

(その2)
小名浜本町通芸術祭 参加企画 西尾美也「感覚の洗濯 in 小名浜」展
〔期間〕2017年10月2日(月)~13日(金)10:00~19:00 ※10月4日(水)、11日(水)は定休日
〔場所〕タウンモールリスポ1階 旧・釜庄跡(いわき市小名浜蛭川南5番地の6)
〔観覧料〕無料

(その3)
小名浜本町通り芸術祭→いわき街なかアートフェスティバル玄玄天 勝手に接続企画
スキマチイワキ meeting vol.11 洗濯の観光 with スキマチイワキ号(モバイルランドリー仕様)
※どちらか1日でも可。途中参加、途中離脱自由。

【1日目】ONAHAMA – TAIRA SLOW TRIP 洗濯の観光
2017年10月14日(土)11:00~17:00
〔集合〕タウンモールリスポ前(いわき市小名浜蛭川南5番地の6) 
〔目的地〕もりたかや前(いわき市平字三町目34)
〔ナビゲーター〕藤 浩志(美術家・秋田公立美術大学教授・スキマチイワキ アドバイザー)
〔参加費〕無料

【2日目】スキマチイワキ meeting vol.11「玄玄天の洗濯」ツアー
2017年10月15日(日)12:00~17:00

12:00~ 第一部 いわきまちなかアートフェスティバル「玄玄天」ガイドツアー
〔場所〕いわき芸術文化交流館アリオス前(いわき市平字三崎1番地の6)
    ~玄玄天各会場~ポレポレいわき(いわき市平字白銀町1-15)
〔案内人〕吉田重信(美術家)
〔立会人〕藤 浩志(美術家・秋田公立美術大学教授)
〔定員〕15名
〔参加費〕無料

15:00~ 第二部 西尾美也×藤 浩志 トークセッション「生活とアートのフリートーク」
〔場所〕ワタナベ時計店3階ホール(いわき市平字二丁目33-1)
〔ゲスト〕西尾美也(奈良県立大学地域創造学部専任講師)
〔ナビゲーター〕藤 浩志(美術家・秋田公立美術大学教授・スキマチイワキ アドバイザー) 
〔定員〕20名
〔参加費〕無料

(その4)
いわきまちなかアートフェスティバル「玄玄天」参加企画 西尾美也「感覚の洗濯 in 小名浜」展
〔期間〕2017年10月16日(月)~11月5日(日)
〔場所〕ポレポレいわき1階 カフェスペース(いわき市平字白銀町1-15)
〔展示観覧料〕無料
協力:ポレポレいわき

(その5)
西尾美也ワークショップ 感覚の洗濯 いわきツアー 2017/2018 in 小川(仮)
2018年春(予定)
①TAIRA-OGAWA SLOW TRIP 洗濯の観光
②西尾美也ワークショップ 感覚の洗濯 in 小川
③西尾美也「感覚の洗濯 in 小名浜→平→小川」展

(その6)
いわきアリオス祝10周年勝手に接続企画
西尾美也ワークショップ 感覚の洗濯 いわきツアー 2017/2018 ファイナル in アリオス(仮)
2018年春(予定)

※情報は2017年9月現在のものです。予定は変更になる場合がございます。予めご了承ください。

主催:いわき芸術文化交流館アリオス
お問合せ:アリオスチケットセンター 0246-22-5800(10:00~20:00 毎週火曜定休)
http://iwaki-alios.jp
コーディネート:P3 art and environment


展覧会:西尾美也個展「纏わり着く」EXHIBITION: Yoshinari Nishio Exhibition: MATOWARITSUKU
April 18, 2017

西尾は、今年の2月末から3月頭にかけて開催された「ソーシャリー・エンゲイジド・アート展」(アーツ千代田3331)において、プロジェクト《Self Select: Migrants in Tokyo》を実施しました。このプロジェクトは、東京に暮らす移民4名が、東京の街中で見ず知らずの日本人と衣服を交換し、その経験をもとに自分のための新しい服を作るというものでした。本展では、このプロジェクトの成果の全貌をはじめて紹介するとともに、かつて実際に使用されていた学生服を使った新作《感覚の学校》を展示します。

Nishio has conducted a project “Self Select: Migrants in Tokyo” for the exhibition entitled “Socially Engaged Art” which was held at 3331 Arts Chiyoda from the end of February to the beginning of March this year. In this project, migrants who live in Tokyo exchanged their clothes with passers in the Tokyo streets and they made their own original clothes based on the experiences. This exhibition will show whole picture of this project for the first time as well as Nishio’s new project “School of the Senses” with a focus on memories and identities of school uniforms.

会期:2017年4月29日(土)~5月7日(日)
時間:平日13:00~20:00/土日祝12:30~20:00
会場:ARTZONE
入場:無料
企画:京都造形芸術大学アートプロデュース学科

Exhibition Period: Saturday, April 29 – Sunday, May 7, 2017
Open Hours: 13:00-20:00/Weekday 12:30-20:00/Weekend, national holiday
Venue: ARTZONE
Admission: free
Organizer: Art Studies and Cultural Production Course, Kyoto University of Art & Design

http://artzone.jp/?p=2909


トーク:芸術文化の創造と発信
March 14, 2017

アーツ千代田3331で開催された「ソーシャリー・エンゲイジド・アート展:社会を動かすアートの新潮流」について、京都で報告する機会が設けられました。同展実行委員の藤元由記子さん、そして参加アーティストの若木くるみさん、西尾が、アートで新しい社会を構想する可能性について対話します。

日時:2017年3月25日(土)17:00~19:00
会場:TRAVELING COFFEE(元・立誠小学校)
入場無料(1ドリンク制)・申込不要

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トーク:奈良県立大学コモンズ教育の確立と地(知)の拠点形成シンポジウム
第1部:地域文化の創造力/想像力 ボディワーク・演劇・アート

February 28, 2017

ヨガやボディワーク、演劇、アートなどのパフォーマンスを通じて、自らの「身体」と向き合い、他者とつながっていく。いま、こうした個々人の文化的営みが、地域社会における諸課題を解決に向かわせる活動へと広がっています。
このシンポジウムでは、奈良でこのような実践に取り組むパネリストが、歴史的・伝統的な文化とは異なる、新たな<地域文化の創造力/想像力>の可能性と課題について議論・考察します。
また、奈良県立大学のコモンズ教育の事例も取り上げ、<学問>と<地域>がどのように関わりうるか、という点についても検討します。

日時:2017年3月4日(土)13:00〜14:40
会場:奈良県立大学 地域交流棟2階 中研修室
入場無料・申込不要

http://www.narapu.ac.jp/regional-commu.html#newtopics.html


トーク:大阪市立現代芸術創造事業 Breaker Project ラウンドテーブル
アート×まちづくり 他領域との連携・協働の可能性

February 28, 2017

西成区を拠点に地域密着型のアートプロジェクトとして継続して活動を展開するブレーカープロジェクト。ラウンドテーブル前半は、名古屋の「Minatomachi Art Table, Nagoya(MAT, Nagoya)」とその母体である「港まちづくり協議会」の方々による事例紹介があり、後半は、ブレーカープロジェクトが現在展開している、廃校跡を活用した創造活動拠点の実験「作業場をつくってみる!」の活動や、西尾が関わっているkioku手芸館「たんす」での取り組みについての報告も交えながら、アート×まちづくりについての対話を行います。

日時:2017年3月12(日)14:00-18:00(開場 13:30)
会場:大阪府立江之子島文化芸術創造センター[enoco] 4F(大阪市西区江之子島2-1-34)
参加費:500円
定員:50名(要申込)

http://breakerproject.net/archives/000265.php


トーク:奈良県立大学COC事業・都市文化政策提言シンポジウム
大仏鉄道は府県境をどのように超えたか
「幻の大仏鉄道遺構めぐりマップ」の制作過程から

February 28, 2017

「幻の大仏鉄道遺構めぐりマップ」は、古代のイメージが強い奈良において、明治期の遺構・遺産に焦点をあてる試みで、地域における歴史的資源の活用の新たな試みといえる。
本シンポジウムでは、同マップの制作過程をとおして地域資源の再活用における様々な可能性を検討し、今後の地域活性化に必要な知恵(視点)を再度検討する。第1部の報告セッションでは、同マップの作製過程を調査した奈良県立大学学生の研究発表と教員による行政の取り組みの評価・分析をおこなう。また、幻と言われる大仏鉄道を地域の隠された伝統として捉え、それをアートのイメージから創造的に再発見した取り組みについて、西尾および参加した学生が報告する。
第2部のパネルディスカッションでは、実際に製作にかかわった行政、民間団体の担当者による制作過程の実態や思いについてそれぞれの立場から報告する。

日時:2017年3月27日(月)13:30〜16:00
会場:奈良県立大学3号館2階多目的ホール
入場無料・申込不要

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展覧会:ソーシャリー・エンゲイジド・アート展
社会を動かすアートの新潮流
EXHIBITION: A New Wave of Art for Social Change: Socially Engaged Art
January 30, 2017

近年、世界的に「ソーシャリー・エンゲイジド・アート(SEA)」への関心が高まっています。SEAとは、現実社会に積極的に関わり、人びととの対話や協働のプロセスを通じて、何らかの社会変革(ソーシャル・チェンジ)をもたらそうとするアーティストたちの活動をいいます。彼らがめざしているものは、日常生活における小さな意識の変化から社会制度の転換まで、幅広く多様です。
このようなSEAの世界的潮流と同調するように、日本でも近年、地域社会と関わるアーティストが増えてきました。本展では、とくに3・11以降顕著となった、社会への関わりを強く意識した日本人アーティストの活動に注目し、海外の代表的なSEAプロジェクトとともに紹介することで、日本におけるSEAの文脈を掘り起こす試みです。
西尾は、本展を機に新しいプロジェクト《Self Select: Migrants in Tokyo》を展開します。

This exhibition focuses on a specific art movement known as Socially Engaged Art (SEA) which has steadily emerged as a global new wave movement since the 1990s. The exhibition aims to introduce representative artists and projects from abroad such as Ai Weiwei, Pedro Reyes, Suzanne Lacy, or Park Fiction, as well as re-examine Japanese artists within the context of SEA and present them globally. In particular, the exhibit addresses the practices of Japanese artists who have become more conscious of engagement in society, especially after the events of 3/11.
Nishio will use the exhibition as an opportunity to develop new project “Self Select: Migrants in Tokyo”.

会期:2017年2月18日(土)〜3月5日(日)
開館時間:11:00〜20:00(最終入場19:00)
会場:アーツ千代田3331
観覧料:一般1000円/大学生以下500円

Exhibition Period: Saturday, February 18 – Sunday, March 5, 2017
Open Hours: 11:00-20:00 (Admission until 19:00)
Venue: 3331 Arts Chiyoda
Admission:
Adult: 1,000 yen
University students and under: 500 yen

http://sea2017.seaexhibition.site/


トーク:私たちは学んでいる:美術館と実験的なアート・ラーニングのこれからTALK: We Are Learning: Art Education Futures
- A Roundtable with Independent and Artist-led Learning Practices

January 30, 2017

美術館教育と、そうした教育がいま、鑑賞者のニーズに合わせてどのような変化を迎えているかについて議論します。ここでは、これまでの「エデュケーション」から、より参加や体験を促し、ホリスティックなアプローチによる美術や知識を取り入れる「ラーニング」へのシフトについて主に考えます。各スピーカーによる多角的な視点やスケールを紹介する10分間のプレゼンテーションを通して小規模で実験的な美術の実践とラーニングへと向かう美術の教育について考えます。

Arts Initiative Tokyo (AIT) in collaboration with Sandra Sykorova from Tate Learning is organizing a symposium on the topic of museum education, and how it is adapting to the changing needs of audiences. One of the key terms used in this discussion has been a shift from “education” to ”learning,” indicating a more involved, participatory and holistic approach towards art and knowledge. Several voices representing smaller, experimental and artistic practices in this field will come together to discuss this shift towards learning in a roundtable setting. While the event is being hosted by large museums, this event can hopefully bring different perspectives and scales of operation to the table.

出演:遠藤水城(HAPS代表/インディペンデント・キュレーター)、西尾美也(美術家)、ロジャー・マクドナルド(特定非営利活動法人アーツイニシアティヴトウキョウ[AIT/エイト])
コメンテーター:サンドラ・シコロヴァ(テート・モダン、ラーニング部パブリックプログラム・キュレーター)
モデレーター:堀内奈穂子(キュレーター、特定非営利活動法人アーツイニシアティヴトウキョウ[AIT/エイト])

Speakers: Mizuki Endo (Director of HAPS Kyoto / Independent Curator), Yoshinari Nishio (Artist), Roger McDonald (Arts Initiative Tokyo)
Respondent: Sandra Sykorova (Curator, Public Programmes Learning Department, Tate Modern)
Modrator: Horiuchi Naoko (Arts Initiative Tokyo)

日時:2017年2月16日(木)18:30〜20:00(開場:18:00)
会場:森美術館オーディトリアム
定員:60名(要予約)
料金:無料(要「N・S・ハルシャ展」チケット)

Date & Time: 18:30-20:00, Thursday, February 16, 2017 (Doors open: 18:00)
Venue: Auditorium, Mori Art Museum
Capacity: 60 (booking required)
Admission: Free (“N. S. Harsha” exhibition ticket required)

http://www.mori.art.museum/jp/learning/index.html

http://www.mori.art.museum/eng/learning/index.html


展覧会:FutureCrossing3展EXHIBITION: Future Crossing 3
January 30, 2017

西尾が非常勤講師を勤める神戸芸術工科大学インタラクションデザイン教育研究所の一年間の活動を紹介する展覧会です。西尾が担当したワークショップ「Self Select on Self Select」では、西尾の代表作《Self Select》を学生が神戸の街中で再演し、写真、映像、会話音声などで表現することを試みています。

The exhibition introduces one year of activity at the Kobe Design University Interaction Design Institute, where Nishio works as part-time lecturer. In Nishio’s workshops “Self Select on Self Select”, students reproduce his representative works “Self Select” around Kobe, trying to express them through photographs, images, conversational speech, and other means.

会期:2017年2月3日(金)~5日(日) 
会館時間:11:00~18:00
会場:グランフロント大阪・谷岡学園サテライトオフィス「Curio-City」(南館A棟16階)
入場:無料

Exhibition Period: Friday, February 3 – Sunday, February 5, 2017
Open Hours: 11:00-18:00
Venue: Curio-City, South building A 16F, GROUND FRONT OSAKA
Admission: free

http://www.kobe-du.ac.jp/2017/01/54722/


トーク&ワークショップ:障害のある人のアートと評価 トークシリーズ
第9回「ものさしマトリックスをつくってみる」
TALK & WORKSHOP:Talk Series on Art and Evaluation by Persons with Disabilities
9th Session: “Making a Yardstick Matrix”

January 30, 2017

本トークシリーズでは、障害のある人のアートに対する評価のあり方について、美術の専門家、研究者、ギャラリスト、企業、障害のあるアーティスト本人など多様な人の「ものさし」が語られてきました。第9回となる「ものさしマトリックスをつくってみる」では、これまで見てきた多様なものさしを一度整理します。そこから、大らかなマトリックス(指標)を参加者のみなさんとともに作り、ブラッシュアップを試みます。

This talk series has featured discussions of the “yardstick” by which diverse people – art experts, researchers, gallerists, companies, and the artists themselves – evaluate the art of persons with disabilities. The 9th session, “Making a Yardstick Matrix,” will overview and organize the various yardsticks seen so far. Together with participants, the session will then create and attempt to brush up a broad matrix.

日時:2017年2月11日(土)14:00~16:00
会場:奈良県文化会館
出演:岡崎潤(デザイナー)、谷美奈(教育学、元デザイナー、帝塚山大学全学教育開発センター准教授)、西尾美也(美術家、奈良県立大学専任講師)、宮下忠也(アートディレクター)、森口ゆたか(美術家、近畿大学文芸学部教授)
定員:30名
参加費:500円

Date & Time: 14:00-16:00, Saturday, February 11, 2017
Venue:Nara Prefecture Cultural Hall
Facilitators:Jun Okazaki (Designer), Mina Tani (Pedagogy), Yoshinari Nishio (Artist), Tadaya Miyashita (Art director), Yutaka Moriguchi (Artist)
Capacity:30
Admission: 500 yen

http://tanpoponoye.org/news/general/2017/01/36444916/


トーク:奈良県立大学 国際セミナー
グローバル時代のアート
アーティスト・イン・レジデンスと地域創造
TALK: The International Seminar, Nara Prefectural University
Art in the Global Era
Possibilities of Artist-in-Residence for Regional Promotion

January 18, 2017

アーティスト・イン・レジデンス(AIR)は、アーティストが一定期間ある場所に滞在し、創作活動ができる制度です。国際的な人の移動が活性化し、また表現形態が多様化するにつれて、AIRの専用施設だけでなく、美術館や大学、地方自治体が開催する芸術祭などでもAIRが取り入れられるようになってきています。制作支援や国際交流、文化振興、教育普及など、その目的は実施団体や施設により様々ですが、AIRの方法論がグローバル時代のアートのひとつの特徴になっています。
アーティストが国境や文化の違いを越え、現地での観察や人々との交流を通して展開する創作活動は、創造性豊かな地域づくりのあり方にもヒントを与えてくれるものと言えるでしょう。
本セミナーでは、ケニアからジェームズ・ムリウキ氏をお招きし、アーティストとして、またキュレーターとしてのご経験から、移動と創作の関係について、ひいては地域創造としてのAIRの可能性についてお話いただきます。日本ではまだまだ紹介されることの少ないアフリカの同時代アートに触れる貴重な機会にもなりますので、本セミナーは一般に公開して実施いたします。どうぞこの機会にご参加ください。

Artist In Residence (AIR) is a system wherein an artist stays for a fixed period in a certain place and is able to be creatively active. The movement of international artists is actively encouraged and, with their diverse forms of expression, they have come to be utilized not only by dedicated AIR facilities but also such places as art museums, universities, and art festivals organized by local governments. The aims – such as creative support, international exchange, cultural promotion, and education – vary by host organization and facility, but the AIR methodology has become one characteristic of art in our global era.
The artist crosses international borders and cultural differences, and their creative activities that unfold through on-site observations and exchanges with locals could be said to inform richly creative community planning.
For this seminar, we are inviting from Kenya James Muriuki, who will speak from his experience as an artist and curator about the relationship between movement and art, as well as the possibilities of AIR for regional promotion. As this will be an invaluable opportunity to experience contemporary art from Africa, which has thus far had little introduction in Japan, this seminar will therefore be open to the public. Please take this opportunity to participate.

日時:2017年2月8日(水) 14:00−16:00
会場:奈良県立大学 地域交流棟 1F小研修室
使用言語:日本語、報告は英語(逐次通訳あり) 
参加申込:不要(無料)

Date and time: Wednesday 8th February 2017, 14:00-16:00
Venue: Regional Community Center, Nara Prefectural University
Language: Japanese, English (Report)
Admission: free
No reservations required

プログラム:
14:00–14:10 趣旨説明 西尾美也(奈良県立大学)
14:10–15:40 報告 ジェームズ・ムリウキ氏
15:40–16:00 質疑応答

Program:
14:00-14:10 Explanation of Aim by Yoshinari Nishio (Nara Prefectural University)
14:10-15:40 Report by James Muriuki
15:40-16:00 Q&A

報告者:
James Muriuki(ジェームズ・ムリウキ)
1977年ケニア、ナイロビ生まれ、ナイロビ拠点のアーティスト、キュレーター。写真や映像、サウンド、インスタレーションなどの多様なメディアを用いて、急速に発展する都市空間の変容を捉えた作品は、国内外で展示・収蔵される。主な展覧会に、「About Time」(Stone town、ジンバブエ、2016)、「Future Africa Visions in Time」(Iwalewahaus、レバノン、2016)、「Making Africa」(Guggenheim Bilbao、スペイン、2015)、「Who is the City」(Swedish Centre for Architecture and Design、スウェーデン、2013)、「Layers」(Nairobi National Museum、ケニア、2012)など。

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